2017ヘビーローテーションMUSICまとめ
2017年に個人的によく聴いた音楽をまとめておく。順位ではなく、それぞれの時期に一番よく聴いた曲を時系列で並べた。
日本のアーティストしか聴かなくて、ラップ、ジャズ、ファンクといった音が好きな傾向。あんまりメジャーなのは聴かないタイプだったはずだけど、こうして並べるとものすごいミーハーな顔ぶれに…(苦笑)サブスクリプションの影響も大きいと思われます。あと日本のポップスの幅がほんとに広がってるのもよくわかる2017年でした。一言ずつコメントしておきます。
マンスリー・ヘビーローテーション2017
◆「一休さん」 水曜日のカンパネラ(17.01)
1月。秋に渋谷の「RED BULL MUSIC FESTIVAL TOKYO 2017」というライブでは終盤に聴けたが、神がかって後光が射してたな。コムアイは今年は別府市の「湯~園地」とのコラボもやったり、あいかわらずいい具合にふざけてた。
◆「イキツクシ」DADARAY(17.02)
2月。謹慎中の、プロデューサー的活動も当たった絵音。なんといってもメロディがキャッチーで気持ちいい。5月の活動再開後のゲスのふざけ方がなかなかで、「反省ゼロ」と言わされたら負けってムードに仕立てた。
◆「始まりはQ(9)CUE」SPECIAL OTHERS & RIP SLYME (17.03)
3月。今年のラップだとこれが一番ヘビロテ。リップはコラボがよく似合う。ペス最高。PVもよかった。
◆「イト」クリープハイプ(17.04)
4月。がちがちのロックバンドは今年はコレと赤い公園だけだとは時代を感じる。16年の問題作「鬼」の次がこの「イト」だが、独自の世界観をキープしつつヒットソングの要素もうまく融合されてて客層は広そう。関ジャムで蔦谷好位置が褒めてたのも印象的。
◆「Who We Are」Nulbarich(17.05)
5月。曲が流れた瞬間に、あ、Nulbarich、とわかるフェイズには到達。この次は、ざらつき感というか、どこかにひっかかりがあるような毒がうみだせていくか。それはいかにしてYONCEを越えるかということでもあるのだろうと思う。
◆「ラスト♡コンサート」清竜人25(17.06)
6月。解散コンサートにいってきた。ピークでの解散ほど「惜しまれる別れ」はないから、ある意味では最高のタイミングだったのかもしれない。竜人の楽曲クオリティも高止まりしてたし。推しはかのん。
◆「Tiny Dancer」Chara×岸田繁(17.07)
7月。すごいはまって聴き続けた曲。3つの全然関係なさそうなメロディラインで構成されてるのに、不思議に自然と気持ちよく聴けちゃうのが岸田君らしい。特にストリングスが秀逸。「♫あのぉ人は気がついてぇーいたぁのかな(チャーラララ)」のところの異国情緒感が最高。詞先だってよ。なるほどわかる気がする。
◆「Royal Blue」Special Favorite Music(17.08)
8月。アルバム1曲目のとてつもない多幸感。いくつか出てきた「男女混合の大所帯ポップバンド」の成功例になれるか。
◆「カメレオン(熱唱サマー)」赤い公園(17.08)
ボーカル脱退の驚きのニュース後のリリースだが感傷的な要素は一切なく普段の赤い公園。脂がのってきてたところだから残念な面もあるが、変化も楽しみ。津野ちゃん、応援してます。
◆「フクロウの声が聞こえる」小沢健二(17.09)
結局、2017年をのちにふりかえると、「小沢健二の年だった」と呼ぶのかもしれない。流動体が2月で、フクロウが9月、フジロック2ステージは7月で、アップルミュージックの満島ひかりとのセッションが12月。フクロウ発売の数日前に急遽セカイノオワリとのコラボが発表された時はアゴはずれるほど驚いた。
◆「Virtual Gravity」LUCKY TAPES(17.09)
9月。どこまでいってくれるだろう。一番楽しみにしてるバンド。
◆ 「風に吹かれても」欅坂46(17.10)
10月。欅坂は不協和音とかよりこういうほうが僕は好みだな。テンポよくサビまでトントントンッと持っていっちゃう職人芸が聴ける。
◆「罠」ぼくのりりっくのぼうよみ(17.11)
11月。今年のsoilは野田洋次郎とのコラボが目立ったが、こっちのぼくりりとの楽曲も最高。ぼくりり側からのオファーを受けてと何かで読みました。soilがこんなに売れるなんて。丈青がDCPRGにいてくれたのも遠い昔で感慨深い。
◆「太陽に背いて」佐藤千亜妃と金子ノブアキと小林武史(17.12)
https://itunes.apple.com/jp/album/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E3%81%AB%E8%83%8C%E3%81%84%E3%81%A6/1316262053?i=1316262061&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog
12月。小林武史のこういうエキゾチックなセンスには惹かれずいられない。コンセプトだけを盲目につきつめると個性的になり過ぎそうなところを極上のポップスに仕立ててしまうバランス感覚がすごい。佐藤千亜妃にこういうスポットライトの当て方があるのかというのも驚き。甘ったるくて、耳にまとわりつく。
◆「つれてってよ」lyrical school(17.12)
リリスクという、アーティストたちにとっての遊び場であり実験場であるプラットフォームが、ますますよりよく育ちますように。
特別編
◆「majority blues」チャットモンチー(16.11)
解散発表!さみしくなるな。ブランドは形骸化しようとも残したままそれぞれソロ活動すればいいよと思うが、そんなの考え尽くしたんだろうから何も言うまい。
◆「なんでもないや」 RADWIMPS(16.08)
「君の名は。」は2016年の作品。少し遅れて聴きだした曲。
◆「逃げ水」乃木坂46(17.08)
乃木坂だとこの曲。年末年始のレコ大やら紅白やらは「インフルエンサー」一辺倒だったが、楽曲としては逃げ水のほうが感動的。でも3期生のダブルセンターで紅白やるわけにさすがにいかないしな。個人的には伊藤万理華の引退は、2017のビッグニュース。最後のドームの「きっかけ」のことを思うといつでも泣ける。
◆「ステップアップLOVE」DAOKO・岡村靖幸(17.10)
DAOKOが急になんでこんなにもてはやされてるのかはきちんと理解できてないんだけど、DAOKOが岡村靖幸を「日本のプリンスです」と海外のアーティスト(ベックだと思う)に紹介してるインタビューを読んで、目から鱗でした。