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気になることクロニクル

マーケティング、流行、ミーハー、映画、

映画「みうらじゅん&いとうせいこうスライドショー」が気になる。

映画 感想批評 いとうせいこう

映画『みうらじゅんいとうせいこう 20th anniversary ザ・スライドショーがやってくる!「レジェンド仲良し」の秘密』を新宿ピカデリーで見てきた。気になったことを9つ、まとめました。(ネタバレあり)

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〜9つのまとめ〜

記憶で描いてるので発言表記は正確ではありませんのであしからず

1、意気投合

昔はお互い合わない相手と思ってた。派閥も違ってたし、ディスられてる感じもしたので近づき難かった。ぼくは(いとうせいこうは)東京のおしゃれカルチャークラスターに属していたんだけど、そこで演じてるスタイルは「それがもともと反発心みたいなものから産まれてるスタイルなんだ」と気づいてもらえて、そのあとはバシッと合った。

2、出会い

はじめて意気投合したのはよく覚えている。ぼくが(みうらじゅんが)次の日曜日にふたりで遊ぼうよと声をかけて誘って、代々木の事務所にいとうさんが来てくれて、代々木駅で待ち合わせして、それで家で話したり過ごしていて、そこではじめて中学生のころにつくってた仏像スクラップを見せたんだ。

3、ボケとツッコミ

「もともとみうらさんはツッコミのつもりでいたのに、他人からつっこまれる快感を知ったんだと思う」(いとう)。ひとり漫談のスタイルで自分でつっこみをいれたくなる作品群を創作してきたつもりだったんだが、「いとうさんにつっこまれることで化学反応が起こり、自分の予期しないところに着地するのは快感だ」。

4、テクニック

「もともと自分でもツッコミができる人」にツッコミをいれるというのはスキル的にはなかなか難しい。想像の範囲内でつっこむなら、自分で完結できるからだ。「いかに相手の想像を超えるかが大切」。
同時に、観客とみうらさんとのあいだを有機的につなぐハブの役目を担うことが大切。

基本スタイルとしては「否定的な態度」をとるんだが(あんたおかしいよどうかしてるよ)、ただ単純に否定をするだけだと笑いは起きなくて、まず、ぼくが誰よりも一番彼のユニーク性を認めているんだというリスペクト精神の高さをすべての観客に早々に理解してもらった上で、作品解釈を丁寧に言葉を足していって会場で通訳しおえてから、やっと「おかしいよ」と否定してやることで理想的な笑いが起こる。

5、ネーミング

本気でその事象と付き合おうとすると「名前をつけないと」。独自のネーミングをつけることで、抽象的であいまいな現象の中で、他のものとの空間に境界性をつくりひとつのブランドとして切り出される。認識できるものに生まれ変わる。

6、ブランディング

世間的に「ふたりは仲良し」という認識ができあがってるから、最近はそれを活用している。前期のころはそれがないなかでふたりの関係性の提示からしていく必要があったけど、後期になると前提となる「ふたりは仲良し」の認識形成がすでに世間側にできあがってるから、それを土台にして、その上に何を載せるのかに集中しやすくなった。

7、ステージアップ

はじめの会場はラフォーレで。早いタイミングで、これは何回かやり続ければもっと広い会場でも成立すると目星はついたので、順にでかい会場にしていって、ゆくゆくは武道館を狙おうと。「箱がでかければでかいほど、馬鹿げている」ので。シンス1996で、第7回の2001に武道館開催実現、たった5年目での快挙。
「第6回の会場で、次回開催場所を大きくスライドで発表したときに、会場がウオーとなったんだよ、あれはちょっと感動した、演者と鑑者とで夢を共有した瞬間だった」。
近年だとテレ東「ゴッドタン」内の人気企画「芸人マジ歌選手権」が、2007年の第1回放送から数えると、10年後の2017年3月に武道館ライブ開催決定。スライドショーのステージアップ方式のフォーマットを、企画の下敷きにしている感じがする。

8、カッコよさとスター性

「オープニングのかっこよさにはこだわっている」。音楽やダンスを入念に事前調整するシーンが描かれていた。「ロックンロールバンドのスターのライブショーのようにバーンと始まって、幕が開いて、2人が奥から登場するというのが大事(ただし普通のオッサンふたり)」「ふたりともスーツでバシッとそろえてユニホームのような気持ちで。でもトーンの違うスーツにしてあるからお揃いとはあんまり思われてないかもだけど、あれは気持ち的には漫才コンビのユニホームみたいなつもりで。平成のヤスキヨだと。」

9、別れ

死んだ時にも、棺桶にむかって「死んでるのかよ」「なに棺桶にいれてんだよ」とつっこまれたい。

 

以上、9つでした。